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そういえば、最近、本のこと書いてなかったわ。
色々読み続けております。
やっと読めた!ってのばかりで、楽しいの(^^)

本日のご紹介はこちら。
蒲生邸事件 蒲生邸事件
宮部 みゆき (2000/10)
文藝春秋

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主人公の高校生が2.26事件の頃にタイムスリップしちゃうお話。
って、簡単すぎる説明だな(笑)

予備校受験のために上京した受験生・孝史は、二月二十六日未明、ホテル火災に見舞われた。間一髪で、時間旅行の能力を持つ男に救助されたが、そこはなんと昭和十一年。雪降りしきる帝都・東京では、いままさに二・二六事件が起きようとしていた―。大胆な着想で挑んだ著者会心の日本SF大賞受賞長篇。



2.26事件と言うよりもその頃の東京の生活がとってもイキイキと描かれてて。
あの時代の。。。

スイッチ一つでできないことがたくさんあった時代。
選り好みすることはできないだろうけど、働くことの意味が
現代よりもずっとずっと素朴ではっきりしていた。
煙草一箱でも人の手を介さなければ買うことができない。
そこには売って、釣銭を受け取ることにもそれにふさわしいだけの重みがあった。


では、スイッチポンで事足りる時代に「人間」でなければできないこと、
「個人」を求めてくれる仕事、ひいては人生そのものを見つけることができるのか。
見つけられた人はどれほど幸せなんでしょうねぇ。

というか、山崎さん、見つけてくれてありがとうって感じだけど。
すぐ、このことに結びついてくんだけどね(^^;;
彼がその音楽に出会わなかったら、今私たちが受け取り、楽しんでる音楽は
生まれてこなかったんだものねぇ。ありがたや~(笑)
さて、私自身は。。。これが難しい。ま、得意のマイペースで行くしかない(^^;;

話がそれたけど、「生きる」ってことについて、色々考えさせてくれました。
あの時代、生きるってことでどういう重みがあったんだろ。
と同時に、今、この時代を生きてる私たちはどう生きてけばいいのかななんて。

時間旅行者。自在に時代を行き来できて、なんか楽しそうだけど、
でも、それによって、時代、歴史の流れを変えることはできない。
その結果を知ってるだけに、あそこさえ!と思って降り立ってみても、
別の場所で同じような事件が起こってしまい、やはり大きな流れは変えられない。
その無力感を感じてしまっていて。
割り切って、周りの人達に対して、その能力を最大限にいかして
それを楽しんですらいる時間旅行者もいるんだけど。
そんな中で彼は、先の見えない、明日の命さえ不確かな自分の命を愛せる人間に
なりたいと願う。

今、この先、何が起こるかわからない、不安を抱きながらも進んでいる
この一瞬一瞬がとてつもなく幸せな一瞬一瞬を重ねているんじゃないか
と思わせてくれるような。
こんな尊さに気付きもせずに「普通の勇気を持って歴史の中を泳いでいる」
って、これは全く、今生きてる一人ひとりのことだよなぁ。。。
これって、すごいことなのかも!と思わせてくれるような、
なんか、素敵な物語でした。楽しみつつ色々考えさせてもらったわぁ。

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2007.05.24 / Top↑
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