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こういうの、単純に面白いですねぇ。
やっぱ、恩田さんの書くもの好きかも。今回も装丁が◎
で、また、高校生が主人公でしたぁ。。。

黄昏の百合の骨 黄昏の百合の骨
恩田 陸 (2004/03)
講談社

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序章の「ある独白」から始まります。
誰の言葉なのか、男性?女性?本文に入っても、
う~んこの人の言葉ではないなぁとか。
それが、一番最後にこの「独白」の文章に戻って終わるという。
こういう構成好きですねぇ(^^)

読み終わってから、これが主人公理瀬シリーズの2つ目に当たるもので、
他にも、幼少期などが書かれた短編もあるらしく。。。
それらに伏線が隠されていたりもするらしい。。
うーん、こちらを読んでからにすればよかったかしら。
でも、読んでなくても、十分に楽しめましたけど。

近所から「魔女の館」と称される亡き祖母の家に
「自分が死んでも、水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」
という遺言に従い越してきた理瀬。その遺言の意味とは?
同居人である血のつながっていない二人の叔母、そこに従兄弟も加わり、
この魔女達の館の秘密を巡っての思惑が渦巻く。。。
登場人物誰しもが疑わしく、ミステリアス。何が真実で、信じられるものは何なのか。
「善は悪のうわずみ」って言葉はこの物語をよく表してるような。

理瀬は闇の世界の住人。こちら側の人間とその一線は越えられない人間。
(この辺りはシリーズの第1弾を読んだほうがすっと入ってくるのかなぁ)
普通の高校生、少女であることへの憧憬を抱く。
こちら側の住人にはなれないと分かりつつも
自分を理解してくれる高校生・雅雪に淡い恋心ににたモノを感じたり。

恩田さんの小説は入れ子状態になってるのも多くて、
主語が略されているもの、誰の言葉なのか隠されていることがあるので、
どれがどの人の言葉なのか・・・とか、口調とか性格とか、
とにかく、その人を形成してるもののヒントになるものを逃さないよう
慎重に読み進めていかないと。という、緊張感もまた楽しめます。

最後は続きを予感させる形で終わっています。
うん、シリーズの最初からもう一度読んで、次も期待!しちゃいます。


関連作品:先に読むことお勧めだそうです。私も図書館でさがそ(^^;;

こちらがシリーズ第1弾。
麦の海に沈む果実 麦の海に沈む果実
恩田 陸 (2004/01)
講談社

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こちらは短編が収録されてるそうです。
図書室の海 図書室の海
恩田 陸 (2005/06)
新潮社
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(幼い頃を描いた「睡蓮」収録)

殺人鬼の放課後―ミステリ・アンソロジー〈2〉 殺人鬼の放課後―ミステリ・アンソロジー〈2〉
恩田 陸、新津 きよみ 他 (2002/01)
角川書店
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(許婚ヨハンに関する短編収録だそうです)

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2007.02.18 / Top↑
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