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鍵を失くした。
合鍵もあるし、別段不自由はしないんだけど。
今までそこにあったもの、あると思い込んでいたものが
なくなっているという、その空洞。

物を失くすといつも思い出す詩がある。
谷川俊太郎さんの「かなしみ」
私が覚えられる程の短い詩。。。

「かなしみ」
あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった


きちんと管理できてなかったとか、そういうこともあるんだけど、、、
物がなくなった時は、この「何かとんでもないおとし物」の
身代わりになってくれたんだと、、、
いつの日からか思うようになっていた。
私がなくしそうな「とんでもないもの」の代わりに。。。
それなくしたら、取り返しつかないぞと警鐘が鳴らされてるような。
今回私がなくしてしまいそうなものは何なのか。。。

これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集 これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集
谷川 俊太郎 (1993/01)
集英社

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こちらに収められます。この詩集は読んで欲しいなぁ。

「もし言葉が」とか。最後が特に。

・・・・・・
黙っていた方がいいのだ
もし言葉が
言葉を超えたものに
自らを捧げぬ位なら
常により深い静けさのために
歌おうとせぬ位なら



題名になってる「これが私の優しさです」もすごい詩。
こんな詩を紡いでしまう人はやはり尊敬してしまう。

「これが私の優しさです」
窓の外の若葉について考えてもいいですか
そのむこうの青空について考えても?
永遠と虚無について考えていいですか
あなたが死にかけているときに

あなたが死にかけているときに
あなたについて考えないでいいですか
あなたから遠くはなれて
生きている恋人のことを考えても?

それがあなたを考えることにつながる
とそう信じてもいいですか
それほど強くなっていいですか
あなたのおかげで


「あなたのおかげで」。。。

今保険会社のCMで流れる詩も、思わず手を止めて聞き入ってしまうのですが、
前にやはりCMで使われていた「朝のリレー」も収録されてます。
ホント、「決定版」の詩選集です。


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2007.01.31 / Top↑
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